梅雨の庭に実るもの

永田りんこです。

梅雨の季節、庭に木の実があります。

苗木を植えて三年目の無花果です。まだ青いのですが、熟したら美味しいのでしょうか。

 

いつの間にか生えて育った山椒の木に、実がついています。山椒の木はもう一本ありますが、こちらには実がつきません。

 

桃の実です。これもまた、いつの間にか生えて育って、花が咲いていることに気づいたののが数年前、今年は実がつきました。たぶんこれ以上大きくはならないので、食べることは考えず、また春に咲く花を愛でることにします。

 

勝手口の紫陽花が、開花しました。額の真ん中が開花すると、やはり華やかです。

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   雨の道に光る         永田りんこ

 

新しいアスファルトが 雨に濡れて

浮き出した油が 七色に光る

灰色の昼間に 色が差す

 

歩く先の水たまりに

何か 光るものを見つけた

どっちが うれしい?

 

五百円玉 と

角が取れて半透明のきれいな石 と

 

どっちも うれしい

 

数字で量れないもの 目には見えないもの

そういうものに どうしようもなく魅かれる

お金がすべてじゃないのよ というのは多分に強がりだけれど

 

換金できない宝物 であるならば

多分 わたしはたくさん持っている